自己分析

ブラック企業の見分け方|唯一の判断基準は「自己分析」超基本の方法を解説します!

元転職エージェントのえみりーです!
転職活動中、多くの人が一度は悩むのが「この会社はブラックなのか?ホワイトなのか?」という疑問です。
実は、ブラック/ホワイトを見極めるための絶対的な基準は存在しません。

唯一の答えは、自分の価値観を言語化。つまり自己分析すること

この記事では、なぜ「価値観の言語化」がブラック企業・ホワイト企業の判断に直結するのか、実例を交えて解説します。


ブラック企業の前提条件

まず大前提として、【暴力やハラスメントがある】【残業代が支払われない】といった違法行為がある会社は「ブラック企業以前の問題」です。
これは「価値観」ではなく、法律でアウト。即退職・転職を検討すべきレベルです。

本記事で扱うのは、そのような違法企業ではなく、人によって「しんどい環境」は異なる点についてです。


ブラック/ホワイトの定義は「個人差」で変わる

たとえば、ある会社の就業ルールがこうだったとします。

  • 残業は禁止
  • 9:00〜15:00勤務
  • 全ての作業工数を申告する義務あり
  • 自己学習は1日30分以内に制限

一見すると「残業なし=ホワイト企業」に見えます。
ですが「スキルアップは勤務外でやるしかない環境」は、人によっては息苦しく感じるでしょう。

さらに、もしその会社の月収が10万円程度だったらどうでしょうか?
「働きやすそう」よりも「生活できない」という印象になる人がほとんどだと思います。

ですが、仮にバックグラウンドが以下の条件だったらどうでしょう?

  • 夫の年収は1,000万円超
  • 夫から「働かなくてもいいよ」と言われている
  • 不動産事業で資産収入もある
  • 住宅ローンなし
  • 子どもは社会人

残業禁止でも問題なく暮らしていけるし、かえって「残業規制」されることで仕事を頑張る義務感から解放されると思いませんか?

つまり、ブラックかホワイトかは「状況」と「価値観」によって変わるのです。


転職エージェントがブラック企業を判断できない理由

よく「エージェント経由ならブラック企業を避けられるのでは?」と思う方がいます。
確かに、エージェントは労働条件や企業の評判を調べることは可能です。

しかし、「あなたにとって何が大事なのか」という価値観までは、エージェントは代わりに決められません。

だからこそ、自分の価値観を明確に言語化することが必須なのです。


超基本な【自己分析】で、自分のホワイト企業を洗い出す!

自分の価値観を洗い出す「自己分析」ですが、カンタンな方法をご紹介します。

3つの内容について掘り下げてください。

  • 働きやすさの条件を洗い出す
  • 優先順位をつける
  • 妥協点を決める

1. 「働きやすさ」の条件を洗い出す

以下「5つの条件」について希望を好きなだけ書いてみてください。
それらは表にまとめます。

  1. 年収最低ラインは?
  2. 残業時間は?
  3. 就業時間は?(夜型/朝方)
  4. どんな価値観を持つ同僚と働きたい?
  5. 在宅勤務は必要?

表の作り方は、以下を参考にしてください。

年収最低ライン残業時間就業時間価値観在宅勤務
第1希望500万円10時間8:30〜16:30・東京郊外(賃貸)
・車あり
週5日
第2希望450万円20時間9:00~17:00・近隣3県(戸建て)
・車なし
週4日
第3希望400万円25時間9:30~17:30・近隣3県(賃貸)
・車なし
週3日

2. 優先順位をつける

「年収 > 働き方」なのか、「ワークライフバランス > 年収」なのか。
表にまとめたら、それぞれ優先順位をつけていきましょう!

たとえば、以下のような方であれば
在宅勤務>>残業時間>年収という優先順位となり「就業時間」の優先順位が低くなります。

年収最低ライン残業時間就業時間価値観在宅勤務
第1希望500万円10時間⑦8:30〜16:30⑨・東京郊外(賃貸)
・車あり
①週5日
第2希望450万円20時間⑧9:00~17:00・近隣3県(戸建て)
・車なし
③週4日
第3希望400万円⑩25時間9:30~17:30・近隣3県(賃貸)
・車なし
④週3日

人によって軸は違います。ここを整理することが超重要です。

3. 妥協点を決める

すべての条件を満たす会社は存在しません。
だからこそ「これだけは譲れない」という条件と、「妥協しても良い」条件を分けましょう。
目安は「5つ」叶うのであれば大成功。
「3つ」叶うのであれば第一志望として十分に入社する理由がある。
そのくらいのイメージで考えておいてください。


まとめ|ブラックかホワイトかは「自分次第」

ブラック企業かホワイト企業か。
その答えは求人票、口コミサイトにも書かれていません。

唯一の判断基準は「あなた自身の価値観」

  • 違法な会社は即NG。
  • それ以外は「自分の働きやすさ」を基準に判断するしかない
  • エージェントに任せきりではなく、自分の優先順位を言語化する

これが、あなたにとっての「ホワイト企業」を見つける唯一の方法です!

元転職エージェント
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著者|元転職エージェント・えみりー
著者|元転職エージェント・えみりー
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