企業分析

【完全版】転職ESの下調べ💡企業分析は「ニオイ」が分かるレベルまでやろう🌸

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転職活動を始めて、ざっくりと条件面(給与、勤務地、福利厚生など)で応募先を絞った後、次にやるべきは「企業分析」フェーズ。

なぜ「企業分析」をする必要があるか思い出してみてください💡
新卒採用の際には「エントリーシート」を作成しましたよね?

一方で、転職活動では「エントリーシート」はありません。

代わりに「職務経歴書」を通じて
<私はこんな人物像で、こんな風に御社に貢献できますよ>
ということを企業に納得してもらえるように
書く必要があります。

そのために、必要なのが「企業分析」なんです💡

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でも…みなさん、「企業分析」って、どこまでやってますか?

・求人票をじっくり読む

・会社のHPをチェックして、理念や事業内容を理解する

・業界全体の特性を調べてみる

これらは基本的なステップですが、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?

🔍なぜ企業分析をするのか?

私の考えでは、企業分析の最終目的は「会社との相性チェック」です。

いくら自分が憧れている企業だったとしても、
相手(企業)から求められる<何か>が自分に備わっていなければ、
本当の意味で「相性が良い」とは言えません💦

だからこそ、自己分析を通じて<客観的な自己評価>を終えた後に、企業分析に取り組むのが理にかなっているのです。


具体的には、以下のような観点から「相性チェック」を行っていきます:

  • 会社の事業フェーズはどの段階か?
    (例:急成長中のベンチャーか、安定した成熟企業か)
  • 自分のスキルは、会社のどの部分に貢献できそうか?
  • 自分のパフォーマンスが最大限に発揮できる環境が整っているか?

もっと言えば、企業分析とは「企業をヒトとして捉える」こととも言えます☺️

たとえば、人と人が初めて出会ったとき、
「この人ってどんな人なんだろう?」と無意識にいろいろ考えますよね。

  • 「趣味や価値観は合いそう?」
  • 「自分と共通点あるかな?」
  • 「オフの日は、どんな過ごし方をしているのかな?」

企業分析もまさにそれと同じ。
企業という“相手”の姿をありのままに知ることで、
自分とのフィット感を確かめていくプロセスなのです🌸

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企業分析もまったく同じ。

  • 「どんなことを得意として儲けてる?(業界・業種分析)」
  • 「考え方や価値観(事業、理念)は?それって自分と重なる?」
  • 「一緒に働く人たち、どんな日常を送っているんだろう?」

そうやって企業を見ると、ぐっとリアルに「合う・合わない」が見えてきます。

企業の“ニオイ”を感じ取る分析方法

では、具体的にどう分析するのか?
ここでは「定性分析」と「定量分析」という2つの軸で深堀りしていきます💡

ボリューム多めなので、ざっと読んで取り入れられる部分だけでOK🌸

1. 定性分析:数字に見えない“企業の顔”を読む

定性分析は、企業の文化や価値観、戦略、経営者の人となりなど、目に見えない空気感を感じ取る分析です。
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● 業界分析|業界の「風土」から企業のカラーを感じ取る

業界分析を通じて、企業の「空気感」が見えてくることがあります🌸

たとえば以下のような観点から業界を見てみると、
その業界で働く人の特徴やビジネスの姿勢が見えてきます。

  • 業界構造(競合の多さ、新規参入のしやすさ、買い手・売り手の力関係)
  • 市場規模や成長性
  • 技術革新や規制などの業界トレンド

これらを踏まえることで、**「その業界に属する企業のイメージ」**がより具体的になります☺️


🌟たとえば、IT業界を見てみましょう。

IT業界は、技術やトレンドの変化がとても速いのが特徴です。
プロジェクトのサイクルも短く、つねに新しい挑戦が求められます。

中でもスマホゲーム業界はイメージしやすいですよね☺️
「○○コラボ」などのイベント施策は、飽きやすいユーザーを惹きつけ続ける工夫。
スピード感・柔軟性・アイデア勝負が求められる世界です😆🌸


特に、広報やデザイナー・クリエイターなどは、
このスピード感にワクワクできるかが大切。

でもそれだけじゃなく、法務や経理などのバックオフィスでもスピード対応が欠かせません。

まだ制度やルールが整っていない中で、
「どう解釈するか」「どう形にするか」
を柔軟に考える力が求められる場面も多いんです☺️

☘️一方、インフラ業界(電気・水道・ガスなど)はどうでしょう?

電気・水道・ガスなどのインフラ業界は、
安全・安心・安定供給が最優先される世界です。

法規制や社会的信用も重視され、
マーケティングで「飽き」を気にするようなことは、ほとんどありません。

だからこそ、「変わらないこと」が信頼につながるとも言えます。
その一方で、変化や新しい取り組みには慎重になりやすい業界です。

たとえば、DXやシステム導入を担当する人には、
前例のない提案を、少しずつ現場に浸透させていくような、
丁寧な根回し力や粘り強さが求められる場面も多いんです☺️


このように、
業界によって「求められる人物像」や「ビジネスの姿勢」は大きく異なるんです。

つまり、業界分析とは
「どんな空気の中で働くことになるか」を知るための土台づくりでもあります🌸

(※同じような観点で、業種や職種の適性も見ておくと、より深く理解できます✨)

●企業戦略|その会社の“勝ち筋”を読み解く

企業分析では、「どんな戦略で勝ちにいっているのか?」を読み解くことも大切です。

具体的には、こんな観点から見ていきます:

  • どんな事業を展開しているのか?(=事業ポートフォリオ)
  • 他社とどう差別化しているか?
  • M&Aや業務提携、新規事業などの動きはあるか?

こうした情報を掘り下げていくと、
**その会社が「なぜその事業を選び、どんな思いで取り組んでいるのか」**という
“内面”の部分が少しずつ見えてきます☺️


🌱 たとえば、会社の沿革や創業時のエピソードを見てみる。

そうすると、創業者がどんな価値観を持ってスタートしたのかが分かります。
そして、その価値観は今の経営方針や事業選択にも色濃く残っていることが多いんです。


🚀 また、M&Aや新規事業の立ち上げに注目すれば、
「この会社は今、どこへ向かおうとしているのか?」という
未来志向・成長戦略も読み取ることができます。



企業戦略は、単なるビジネスモデルの話ではありません。
その会社の「勝ち筋」が、自分の志向や価値観と重なっているか?
一緒に走っていきたいと思える方向性か?

これが、企業選びの大きな判断軸になります💡🌸


● 経営陣の評価|社長や幹部の“人柄と実績”を見る

会社の文化や考え方を深く知るうえで、経営層の言動や実績に注目することはとても大切です。

たとえば、その人がどんな役割を担ってきて、どんな成果を上げてきたのか?
そこにどんな想いやマインドがあったのか?

こうした情報を追っていくことで、

  • 社内で評価される人物像はどんな人?
  • 昇進につながる行動って、どんなもの?
  • トップはどんな価値観を大事にしている?

といった、**会社の“リアルな価値基準”**が見えてきます☺️

特に、「言っていること」と「実際にやってきたこと」が一致しているかどうか
そこには、その会社の文化や信頼感がにじみ出ます🌸

経営理念やビジョンだけじゃなく、
**実際にどんな意思決定をしてきたか?**を見ていくと、
その企業の“内側の健やかさ”が、自然と伝わってくるはずです✨

● ブランドと文化|実際に働く「空気感」を想像する

企業を見るときは、
**「外からどう見られているか」と「中の人がどう感じているか」**の両方を意識するのがポイントです☺️

たとえば、

  • ブランドイメージや顧客からの信頼
  • 従業員の士気や働きがい、離職率

これらは、会社の空気やカルチャーを知るヒントになります。


口コミサイトや社員インタビュー、SNSなどからは、
リアルな声や雰囲気が見えてきます。

数字や制度だけではわからない、
**“この会社のニオイ”**を感じ取ってみてください🌸

● SWOT分析|強み・弱み・機会・脅威を整理する

企業を客観的に把握するために使えるのがSWOT分析。以下のような視点で整理することで、自分にとって「合うかどうか」が見えてきます。

スクリーンショット 2025-07-14 13.48.28.pngSWOT分析は、“外から見える強みと弱み”を言語化する手段。定性・定量両面から情報を集めて、この枠組みに落とし込むことで、企業の全体像がクリアになります。

2. 定量分析:数字から“企業の地力”を読み解く

定量分析では、財務諸表などの数字をもとに、企業の体力や収益性、成長性をチェックします。
( ※こちらは、やや難しいためできる範囲で大丈夫です💡 ただし経営企画、事業企画、一部の会計に関わる職種など、財務諸表や経営分析が必要な職種における転職の場合には、細かく見られる可能性が高いので注意したい点 )

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● 収益性分析
売上や利益の成長率
営業利益率、経常利益率、純利益率
ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)


● 安全性分析
自己資本比率(財務の安定度)
流動比率、当座比率(短期の支払い能力)
有利子負債倍率(借金依存度)

この辺りについて、最低5年分〜7年分くらいみておいて、中長期経営計画と比較した達成率と比較していくと、なんとなく(こんな会社かな〜)というイメージが湧いたりします。

( ※この辺りについては私も勉強中なので、会計・経営に詳しい方、色々と学ばせて頂けると嬉しいです😆🌸)

「企業分析=感覚 × 情報」

企業分析のゴールは、数値と空気感の両面から企業を“自分の言葉”で理解することです。

「この会社、なんとなく合いそう」「なんかしっくりこない」
そんな“ニオイ”のような直感を、しっかり裏付けるための材料が企業分析なのです。

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👀✨企業分析力を簡単に高める方法

企業分析のヒントは「初対面の人」との会話にある🌸

個人的におすすめしたい「企業分析」のトレーニング方法があります。
ちょっと意外かもしれませんが…

「初めての人と会う」ことをイメージする方法なんです☺️

えっ👀「企業分析」と「初めての人と会うこと」って、どうつながるの?

と思われた方へ、理由をご説明しますね🌸

たとえば、あなたが誰かと初めて会ったとき、無意識にこんなことを考えながら話していませんか?

「この人は、どんな人なんだろう?」
「どんなことが好きで、自分と共通点あるかな?」
「休日は何をしてるんだろう?」

そんな風に、相手の価値観や雰囲気を探るように、企業にも同じ視点で向き合ってみるんです。

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🏢 企業に置き換えると…

「この会社は、どんな会社なんだろう?」
「得意なこと(事業内容や大切にしている理念)は何?」
「自分と重なる部分は?」
「働いている人たちは、どんなふうに過ごしてる?価値観は合いそう?」

漠然と、大きいモノとして会社をとらえるのではなくて
こうやって企業を「ひとりの人」のように見ていくことで、
共通点や相性が見えやすくなります。

これこそが、まさに**“ニオイがわかる”企業分析**なんです✨
(なので「定性分析」と「定量分析」、両方の力が高められるほどに企業への解像度が高くなっていく。。だから面接でも盛り上がります☺️🌸)

あなたに合った企業を見つけるには、スペックだけじゃなく、
人としての相性や空気感を知ることもすごく大事

ちょっと面接の前に、人に会うような気持ちで企業を見てみてくださいね🌸

まとめ:企業分析を元に、興味の湧いた会社と出会いに行こう🌸

転職は、人生の大きな選択。
だからこそ、会社を“数字”だけでも、“雰囲気”だけでも見てはいけません。

・ヒトとして向き合うように企業を見る

・情報を集め、仮説を立て、自分なりに言語化する

・「この会社のメンバーと働きたい」と思える根拠をつくる

これが「ニオイが分かるレベルまでやる」企業分析です。

🌸えみりーの転職ノウハウ🌸
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少しでも、転職で「失敗した〜💦」と思う方を少なくするために
投稿頑張る気力になります😆

ABOUT ME
著者|元転職エージェント・えみりー
著者|元転職エージェント・えみりー
未経験・無資格から経理職へ! 元転職エージェントの視点で、求人票の読み解き方や「ここだけの話」、面接・書類対策を発信しています。

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