未経験の経理面接!どんな質問が来る?面接突破率が上がる本質的な対策を元転職エージェントが解説【例文付き】

経理の面接って、何をアピールすればいいんだろう…

未経験だけど、経理の面接って何を聞かれるのかな?
書類選考は通ったからこそ気になる面接でのアピール。
「質問事例集」を読んで対策したはずなのに、なぜか不安…
その理由は「面接官が知りたいこと」を理解していないことが原因かもしれません。
この記事は「元転職エージェントで、大手JTC企業へ未経験から経理転職した私」だから伝えられる、他では読めない「本質的な面接対策」をお伝えします。

ポイントは「組織で働く前提条件」をしっかり押さえること。
その上で「面接官の懸念を解消」し、自己PRに結びつけると内定がぐっと近づきます!
この記事を読んで分かること
- 元転職エージェントだから言える「面接官の質問の意図」
- 未経験から経理へ転職!実際に聞かれた質問内容
- 大手JTCから内定3社を得た私の体験談
面接官の質問の意図を理解すれば、「付け焼き刃の対応」とはサヨナラ!
自信を持って面接に臨めるようになりますよ。
まずは押さえる!面接鉄板の質問4選と回答例


面接鉄板の質問ってなに?

①自己紹介、②職務経歴の確認、③転職理由、④志望動機
の4つだよ!
中途採用では必ず聞かれるから、絶対に押さえておいて。
面接の鉄板質問で面接官が知りたいのは「組織で働く前提条件」を備えているかどうか。
大きく分けると 「個の能力」 と 「協調性」 の2つです。
引用元:20代未経験・無資格から大手企業経理|内定までの体験記【戦略の概要】
(https://tensyokuaruaru.online/20s-keiri-naitei-story-1-strategy/#zentei)
まず、「個の能力」の力を見極めるために、事実とあなたの考えを整理して、簡潔に伝えられるかがチェックされています。
一方で、あなたの「話し方・表情・立ち居振る舞い」から読み取っているのは、チームで働くうえで欠かせない「協調性」です。
面接官は「この人は、入社してもチームで問題なくやっていけそうか?」という視点で、人柄を総合的に判断しています。

いずれも組織で成果を出すために、
必要な「社会人基礎力」といえます!
特に「面接鉄板の質問」は、候補者の「概要」を知るためのもの。
アピールしたい話題を選んで「さわり」の部分だけ伝えましょう。

でも、どんな話題をアピールすればいいの‥?

アピールポイントは「会社によって違う部分」と
どの会社でも共通で必要な「基本の部分」があるよ!
ここでは押さえるべき基本を紹介するね!
前提|普段よりも少し「シャキッと」答えるだけで面接通過率は上がる

面接を受けるうえで、まず何より大事なのは
「普段よりも少しシャキッと答える」こと。
ということ。
たったこれだけですが、実際にはできていない人がとても多いのです。
転職エージェントとして面接同席をしていたとき、
こんな印象を与えてしまう候補者は、選考通過率が一気に下がっていました。
- オドオドしている
- 声が小さい
- 目線が泳ぐ
- 表情が固い
これらは能力とは関係なく、「自信がない人なのかな?」 と判断されてしまうため、非常にもったいないポイントです。
加えて、シャキッと回答できる人は「対人スキルが高そう」「自分の仕事に自信をもっているんだな」と好印象になるので、まずは「シャキッと」答えてみることを意識してくださいね。

自分が「シャキッと」答えているかを確認するには「転職エージェントとの面談」が一番の近道!
担当エージェントにどんな印象をもったか聞いてみてね。
①自己紹介(職務経歴の概要)1分程度

まずはじめに「自己紹介」
ここでは緊張をほぐすために「どのように来られました?」などの話から始まり、自己紹介をお願いする流れになるケースが多いです。

具体的に、どういった事を話せばいいんだろう…?

あまり気負わずに、職務経歴を聞いてもらう「フック」として話ができれば大丈夫!
私が自己紹介で押さえているポイントを説明するね!
自己紹介で押さえるポイント
- 面接の機会を頂けたことへのお礼
- 1分程度で、職務要約を話す
- 職務要約からいえる「御社で貢献できそうな部分」を伝える
具体例だとこんな感じ。
本日はお時間を頂戴し、ありがとうございます。
〇〇と申します。
これまでは人材紹介会社の株式会社〇〇にて、法人営業担当として〇年従事してまいりました。主に金融・ベンチャー企業を担当しており、今年度の営業成績は◯千万円となります。
営業を行う上で大事にしていたことは「顧客満足度」とコンスタントな受注実績です。
具体的には、月〇百万円の受注を安定的に上げること目標としており、目標達成に必要なことは「企業様から紹介をいただける信頼関係」だと考えました。
そのために、業界や企業研究に基づいた求人要件の確認、企業様が求める人材の解像度を高める工夫をしました。お陰様で、これまでお取引のなかった会社様を紹介頂くことが増え、お客様からの信頼を得られたのではないかと考えております。
御社の事業内容は〇〇ということ、加えて決算を開示されているため業務の上では「誠実さと信頼」が重要視されているとお見受けします。この点に興味を持ち、応募させていただきました。
私自身、経理業務については座学などで学んだ限りですが、今回のお時間を踏まえてより理解度を深め、お役に立てるよう尽力したい考えです。
本日は、よろしくお願いいたします。
この内容からアピールしたのは、以下のような
「キャッチアップできる素養(個の能力)」と「協調性・仕事の軸」です。

冒頭に書いた「組織で働く前提条件」を備えていることを
「仕事への取り組み方」を通じて表現したよ!
具体的には、こんなエピソードで表現しています。
- 業務遂行能力と実績(新卒入社後◯年で、年営業成績◯千万円)
→「個の能力」を表現 - 継続的な売上のために「顧客との信頼関係」が必要だと考え営業に活かしたこと
→「協調性・仕事の軸」を表現 - 「誠実さ」「信頼関係」を軸に働いており、会社の事業や理念と一致すること
→「協調性・仕事の軸」を表現
「自分の武器を棚卸しして、有効なアピールをしよう」
当時20代後半であり「若さ」を武器にできるタイミングでした。
そのため「個の能力」としてアピールすべきは「キャッチアップできる素養があるか?」がポイントだと考えて、「未経験から営業を始めて◯年でこれくらいになりました」という説明をプラスしています。
肝心の経理経験について深く触れていないのは、その後のタイミングで必ず深掘りされるためです。
②職務経歴の確認(自己紹介の延長)

導入の「自己紹介」が終わると、面接官は職務経歴書に目を通しながら、あなたの話をさらに深掘りしていきます。
特に、先ほどの自己紹介の内容を踏まえて、
「ここはもう少し詳しく知りたいな」
「この経験はどういう背景だったんだろう?」
といった疑問が自然と生まれてくるため、そこを軸に質問が続いていきます。
上の自己紹介例でいうなら、こんな疑問がわいてくるはず。
- 営業として成績を上げてきたのに、なぜ現職を離れるんだろう?
(転職理由) - なぜ営業職から、経理に転向するんだろう?
(志望動機)
職務経歴の確認では、これらの疑問に対する「答え」が腹落ちするように、ストーリーで説明します。
ちなみに私は以下の内容で答えています。
(右の∨で開きます)
はい、まずは私が経理を志望した背景からご説明いたします。
もともと学生の頃から、「経営の結果を客観的な数字で把握できる会計」に興味があり在学中から会計の勉強をしていました。
新卒の就活でも経理志望で活動していたのですが、当時は面接で過剰に緊張してしまって…結果として選考に通らず、経理としてのキャリアをスタートできませんでした。
その後、いろいろな会社の方と関わるなかで、数字を見るだけでなく「会社経営そのもの」を理解することへも興味が広がっていきました。
特に、ヒト・モノ・カネの3大経営資源のうち「モノ」がないシンプルな構造であり、加えて複数の会社様とお付き合いができる人材紹介業というビジネスモデルに魅力を感じ、今の会社へ入社しています。
入社後は、企業様一社一社に対して自分なりに企業分析を行い、経営課題を仮説立てしながら採用の支援をすることにやりがいを感じていました。
働き方としては、朝7時から夜23時ごろまで働くことも多かったのですが、求職者とクライアントの双方に「できるだけ価値を届けたい」という思いで取り組んでいました。
担当していた求職者の方は会計領域の方が多く、私の企業分析や業界理解について評価していただく機会がありました。また、経理部長の方より「今からでも経理になれるよ」と励ましていただくこともありました。
そういったお言葉をいただく中で、やはり元々希望していた経理に挑戦したいという気持ちが強くなり、転職を検討しています。
③転職理由

転職理由を聞く意図はズバリ「ウチで長期的に働いてもらえそうか?」の確認です。
転職理由が理にかなっていること。
そして「御社なら長期的に活躍できる理由」について説明しましょう。
もっと言うなら「転職理由」は「志望動機」と重なっています。

なぜ「転職理由」と「志望動機」が重なるの?

転職理由は「現職では解決できなかったこと(過去から現在)」
志望動機は「転職先ならそれを解決できる理由(未来)」
だから、この2つは自然と重なるんです。
また、転職理由や志望動機は、職務経歴の確認をする話の流れで確認されることが多いです。
もし、これまでに説明済みでも面接官から「転職理由について聞かせてください」と話を振られたら回答してくださいね。
「面接官から再度転職理由について尋ねられるワケ」
面接官は上長(最終決裁者)に「採用可否を判断した理由」について、説明する必要があります。
採用判断は人事にとって重要なもの。説明漏れが無いように「決まった流れで確認」をするケースもあるため質問が重複してしまうことも多いのです。
だから、もし内容が重複しても、再度誠実に回答してくださいね。
なお、最終決裁者が面接官となる場合には「決まった流れ」はないことがほとんど。自己紹介からはじまり、内容を深掘りする形で面接は進みます。
先ほどのお話とも一部重なりますが、私はもともと経営の結果が数字として客観的に表れる「会計」分野に興味があり、経理職での就職を検討していました。
現職の人材紹介会社では、「経営」の一部である採用という領域に携わり、経営者の方や求職者の方と向き合う中で大きなやりがいを感じてきました。
しかし、多くの求職者の方とお話しする中で、「自分も経理としてキャリアを築きたい」という気持ちを諦めきれていないことに気づきました。
そこで、今回の転職活動を通じて、経理として長く成長していける環境とご縁があれば、ぜひ挑戦したいと考えております。
④志望動機

ひとつ前の③転職理由でも書きましたが、転職理由と志望動機は、時間軸で繋がっています。
志望動機を質問された場合には転職理由との流れが繋がるように
「ウチの会社で働くことを、どのように考えているか?」を回答しましょう。

今回の転職理由は「経理職に転職したい」だけど、それでは弱い。
なぜ、数ある会社の中で「御社の経理を志望しているのか?」を説明しているよ!
御社は事業として〇〇をされています。この事業を継続するためには、長期的視点や誠実さそして公益性を備えつつ利益を作り出すといった非常に難しい取り組みに挑戦し、実現を求められる社風だと感じています。
一方で私自身、前職で大事にしてきたことは「長期的視点で本当にお客様の役に立てるのか?」ということであり、この点を魅力に感じ応募させていただきました。
経理業務は未経験にはなりますが、本日お話いただく内容をもとにスキルを磨いていくことで長期視点でお役に立てるよう尽力したい考えです。
ここにミスマッチがあれば、採用しても「長期的に活躍してもらえなさそう」という判断になります! 企業分析は丁寧に行ってください。
「志望動機で面接官がみているのは『価値観』」
面接では「自己紹介」から「職務経歴の深掘り」へ進む中で、自分の価値観や、仕事で大切にしてきた軸をどう伝えるかが非常に重要になります。
なぜなら、この「価値観」や「仕事観」という根本の部分が企業と一致していないと、価値観のミスマッチが起こり、結果として短期離職につながるからです。
だからこそ、事前の企業分析を踏まえたうえで、職務経歴の詳細確認の中に自然と志望動機につながるエピソードや考え方を織り込める状態にしておくことが大切です。
■転職エージェントの視点|面接官が確認したいポイント3つを押さえて!
基本の4つの質問について、細かく説明してきましたが面接で確認したいポイントは決まっています。
- 「ウチに入社して、周りのメンバーとうまくやっていけるかな?」
- 「長期的に働いてもらえそうかな?」
- 「どんなスキルを持っているんだろう?」
①は面接の会話全体を通して、雰囲気を見ているイメージ。
一方②、③は「転職理由」「経歴・実績」といった質問を通じて確認している部分です。
特に若手・未経験の場合、③の「どんなスキルを持っているか?」については
「業務へのキャッチアップ力」に再現性があることと、「職種・会社との親和性」を語ってくださいね。
未経験の経理|大手JTCで実際に聞かれた質問

私が大手JTCの「未経験経理」面接で実際によく聞かれた質問を紹介しますね。
それぞれ、面接官の「質問意図」についても解説し、私がどのように回答したのか?
なぜ、その回答をしようと思ったのか?も細かく解説します。
なぜ「経理」に興味をもったのか?
この質問意図は「入社後のギャップによる早期離職を防ぎたい」という点から来ています。
経理職を目指す方に多い理由は「事務職だから」「内勤でラクそうだから」というものですが、実際業務に携わってみると「内勤でラク」と一口に言えるものではありません。
そのため「なぜ経理をやりたいのか?」という動機について確認されることが多いです。

「きっかけ」だけではなく
その後、経理業務を目指すにあたって調べたことなども話しておこう!
私が経理に興味を持った理由は、経営の成果を客観的な数字として「会計」として同じ仕組みの中で把握できる点にあります。
企業がどんな資産を保有し、どのように収益を生み出しているのかなどといった状況が共通の勘定科目を通じて他社と比較できるところに強い魅力を感じました。
「経理といっても、求められるスキルはぜんぜん違う!」
実は、ひとくちに経理業務といっても内容は会社によってバラバラ。
入出金管理や仕訳の起票を淡々と行うケースもあれば、仕訳はシステムによる自動起票のため最終的なチェック業務と決算対応がメインの会社もあります。
大手企業では、他部署からの経理処理に関する問い合わせ対応も多いため意外にも「コミュニケーション力」が求められる部門でもあります。
だからこそ、丁寧な企業分析が必要不可欠。自分の資質と合う会社が入社後の活躍のカギを握ります!
経理に必要なスキルってなんだと思う?
この質問意図も「なぜ経理に興味をもったのか?」という質問と同じで、「入社後のギャップによる早期離職を防ぎたい」という点から来ています。
経理とは何のためにあるものなのか?を自分なりの言葉で解釈し、そのために必要なスキルについて、自分自身で下調べが終わっていることを伝えられれば十分です。

経理業務は、そもそも何のためにあるのか?を自分の言葉で説明できるとベスト!
そこから掘り下げる形で、調べられる限りの内容を説明しましょう。
※以下の回答例は「決算を開示している企業(上場企業)」に対するものです。
経理職の最終的な役割は、財務諸表を正しく作成し、外部へ説明できる状態にすることだと考えています。
そのために必要な基本スキルは、「迅速な処理」「正確性」「コミュニケーション力」の3つだと思います。
これらを実現するために、経理実務ではさらに
といったスキルが求められると考えていますが、実務には携わっていないため必要な力についてぜひご教示頂けないでしょうか。
開示をしているか?は非常に重要なポイント。
非上場企業にとっての経理業務は「管理会計」「税務会計」の要素が強くなるため、説明する対象は「経営者」や「税務署」といった関係者になります。
特に「税務会計」については、毎年税制改正が行われるため最新の税法や通達をキャッチアップし、ルールに則した処理を行うことが重要。
どの程度、業務をアウトソースしているかにもよりますが、誤った税務処理による追徴課税は、企業にとっての大ダメージになりうるため顧問の税理士事務所とのコミュニケーションが欠かせません。
顧問先に「この処理で問題なさそうか」など先手を打った確認を行うことはもちろん、自らも学習する姿勢が評価されます。
Excel関数使える?
この質問意図は「経理ではExcelを多用するため、Excel関数に抵抗がないか?」が問われています。
基本で押さえておくべき関数
- SUMIFS、SUM(数値の集計)
- XLOOKUP(消込・突合)
- IF(判定)
関数の詳細な内容はこの記事では触れませんが、これらの関数は実務で毎日使用しています。
詳細な数式について説明する必要はありませんが、面接時に触れられても答えられるように覚えておきましょう。
営業という性質上、実務で求められてはおりませんが、私の管理ツールとして顧客管理用のリストでSUMIFS関数を用いた簡単な集計を行っています。
電話営業時にはお客様の顔が見えないため、「興味を持って頂けた話題」「電話時間」「その後の反応」などのデータを取り、営業活動の改善に役立てていました。
未経験経理にとって「Excelスキル」は超強力な武器!
経理にとってExcelは「触らない日は絶対にない」超重要ツール。
だからこそ「Excel関数」が使えることは強力な武器になります。
実体験に基づいた会話が、面接でも役立ちます。
「即戦力になりそうかも?」と思ってもらうことが第一歩!

面接はあくまで相対評価。
単にExcel知識がないからといった「他候補者比較」での落選というケースは実際多いんです。
Excel知識不足といった「他候補者比較」の可能性を最小限にするには、マイクロソフトの「MOS資格」の一番簡単なスペシャリストの受験が最適。
体系的に学べてサクッと取得できるのに、面接でアピールできて実務もはかどるスグレモノです。
約1万円の受験料はかかりますが、1日1時間、1ヶ月も勉強すれば取得できるため、もし持っていなければ絶対に取得をオススメします!
内定を引き寄せる!元エージェント流本質的な面接対策|「面接官の懸念を払拭して」

一般的な面接対策では「プラス評価」をどれだけアピールできるか?が注目されていますが、実は採用側の視点に立つと「マイナス評価がないか?」を確認する視点も重要視されているんです。
特に、意識してほしいのはこの「前提条件」の部分!
引用元:20代未経験・無資格から大手企業経理|内定までの体験記【戦略の概要】
(https://tensyokuaruaru.online/20s-keiri-naitei-story-1-strategy/#zentei)
分かりやすく、具体例で説明しますね。
たとえば現在の「個人としての能力」が60点であっても、愛嬌・勉強意欲・素直さがあれば、入社後に伸び、チーム全体のパフォーマンスは掛け算で上がっていきます。
逆に、今の能力が90点あっても、面接中の会話から「なんとなく違和感を覚える…」「他責の傾向が強い」と判断されれば、チーム全体の雰囲気を悪くしそうと見なされ、採用にはつながりません。
だからこそ、「特別な才能がないから不安…」という方も心配する必要はありません。
複数の要素を掛け合わせるだけで、十分にプラス評価が取れるからです。
ここでは、採用現場で実際に見られている
「何が面接のマイナス評価になるのか?」という視点から、面接で重視される4つのスキルを解説していきます。
面接で重視される「4つのスキル」と評価ポイント
面接では、以下の4つの観点から「入社後に活躍できるか?」が見極められます。
この4つは マイナス評価(懸念) と プラス評価(期待) の両面で判断されます。
マイナス評価(懸念ポイント)
- 対人スキル:入社後、人間関係トラブルを起こさないか
- 学習スキル:業務にキャッチアップする力があるか
- 職務遂行スキル:期待した役割を最低限果たせるか
- 継続成長スキル:すぐに辞めないか?
プラス評価(期待ポイント)
- 対人スキル:周囲を巻き込みながら仕事を進められるか
- 学習スキル:難易度の高い業務も任せられる素養があるか
- 職務遂行スキル:期待以上の成果を出す可能性があるか
- 継続成長スキル:長く活躍し、組織に価値を還元してくれそうか
まとめ|未経験の経理面接!本質的対策は「面接官が知りたい内容」を簡潔に説明すること

面接では「個の能力」と「協調性」の両軸が見られています。
具体的には、「個の能力」では、これまでどのような取り組みを行い、どういった成果を出したのか?という点で「仕事の再現性」が判断されています。
また「協調性」では、ゴールの達成(職務遂行)のために複数人で協力できるか?という点が見られています。
どちらも非常に重要なポイントですが、追加で覚えておいてほしいのは「いかに、マイナス評価を払拭できるか」「どれだけプラス評価を積み上げられるか」の両面をケアする必要があるということ。
どれだけ個人としての能力が高くとも、協調性に懸念があれば「組織としての高い成果」は得られません。だからこそ「採用後の懸念要素が無いこと」も、会話の中で必ず触れるようにしてくださいね。
最後は、「他候補者」との比較で合否が決まります。
「今の自分に積み上げられるプラス評価」であれば、資格取得から実績を示すことも考えてくださいね。

今の自分にできる「最大限」を尽くして、面接に臨もう!

