転職エージェントの門前払い!実はよくあるってホント?元エージェントが門前払いのナゾを解説します!
転職エージェントがいいって聞いて、ドキドキしながら登録したのに返信メールには「ご紹介出来る求人がありません。」と書いてあって絶望…
これ、実は結構あるあるなんです!
主な原因は、エージェントの戦略とのミスマッチにあります。
だから「たくさん応募する」のが正解!

ぴったり合ったエージェント選びがコツ!
20代限定で「エージェント紹介サービス」
もあるので、頼ってみて!
でも、「なんでそうなるの?」という点が気になる方も多いと思うので、裏事情を解説しますね。
転職エージェントに門前払いされる原因

冒頭でも触れたように、「紹介できる求人がありません」と言われる主な理由は、エージェント側の戦略とのミスマッチにあります。
あくまでイメージですが、こんな感じに戦略を立てています。
- 例)とあるエージェントの戦略…
- 「この職種・20代から30代の方に注力して求人を紹介しよう」
「業界ずらしの転職を支援しよう」
「職種ずらしの転職には、力を割くのをやめておこう」
そのため、自分の経歴や希望条件がエージェントの戦略と合わなかった場合、「紹介できる求人がありません」と言われることがあるんです。
これはあなたの実力や価値を否定されたわけではなく、単にエージェントの担当領域が違っただけ。
そもそも、エージェント1人あたりが担当できる求人数やサポートできる求職者数には限りがあります。だからこそ、自社の得意分野に集中した戦略を取らざるを得ない、という現実がある…。
だから、もしメールで「ご紹介できる求人がありませんでした」と連絡が来ても、落ち込む必要はまったくありません。
あなたが悪いわけではなく、ただそのタイミングで合うお店じゃなかっただけ。
別のエージェントを探せば、きっとあなたに合う求人が見つかります。
具体的に、どんな風に対処すればいいのかを記載しますね。
転職エージェントに門前払いされたときの対処法
前に書いたとおり、基本的な方針は「様々なエージェントに登録」することです。

でも、何度も「求人がない」と断られるのが辛いんだよ…
そう思うことも、あるかもしれません。
このときに覚えておいてほしいのは
「転職エージェントは八百屋さんにりんごを買いに行く」くらいの気持ちで気軽に登録して大丈夫」ということ。
面談を断られることに、過度なマイナスイメージを抱かなくて大丈夫。
前置き|転職エージェントは「八百屋さん」と似ている!?

「転職エージェントから求人がない」と断られた状態をたとえるなら、『八百屋さんにりんごを買いに行ったのに、そのお店ではりんごを扱っていなかった』そんな感じです。
実はその八百屋さん、今シーズンは「ほうれん草を売り出したい」と考えていて、りんごを並べる棚を片づけ、店頭にはほうれん草だけを置いていました。
でも、このとき「このお店にりんごがなかったのは自分のせいだ」とは思いませんよね?
「じゃあ、別の八百屋さんを探そう〜。」くらいの気持ちでエージェント探しに臨むのが、実はちょうどいいのです。

「転職エージェントって、なんだか敷居が高そう…」

「紹介できる求人がないって、断られた…」

そんな風に感じて次の一歩が踏み出せない時には、
「八百屋さんに行く」くらいのイメージで転職エージェントに会ってみて
とはいえ、続けて2社3社と紹介できる求人がないと連絡を受けると、残念な気持ちになることも事実。
そんなときには、以下のような方針で探してみてくださいね。
①大手3社のエージェントには必ず登録する

まずは、リクルートエージェント・doda・マイナビエージェントの3社には必ず登録しておきましょう。
これらは国内でも最大手の転職エージェント。求人数・情報量・企業とのネットワークのいずれも業界トップクラスです。
大手に登録する最大のメリットは、求人の「母数」が圧倒的に多いこと。
特に、初めて転職活動をする人や、方向性を模索している段階では、まず幅広い求人に触れることで「市場の相場感」や「自分の立ち位置」を把握することができます。
また、地方在住の方にとっても大手エージェントは心強い味方。
大手であれば全国ネットワークで非公開求人を多数保有しているため、思わぬ企業との出会いが生まれることもあります。
まずは大手3社に登録しておけば、転職市場の全体像をつかみつつ、自分に合う求人を見逃さずにすみます。
②職種や地方などに強い、特化型エージェントに頼る

加えて、「職種」「業界」「地域」といった切り口から、自分に合いそうな特化型エージェントを探します。
実は、大手の総合型エージェントであっても、「地方で知名度は高くないけれど優良な企業」や、「特定の業界にしかない求人」など、求人数が限られる分野では紹介が難しいケースもあります。
そんなときに頼りになるのが、特化型エージェント。
特化型エージェントなら「職種」「業界」「地域」といった特徴のあるカテゴリーに特化して求人を集めているので紹介の質も高いことが特徴!

「探し方のコツ」をまとめておくね!
職種で探すなら・・
- 「看護師 転職エージェント」
- 「事務 転職エージェント」
業界で探すなら・・
- 「製造業 転職エージェント」
- 「介護 転職エージェント」
地域で探すなら・・
- 「北海道 転職エージェント」
- 「福岡 転職エージェント」
このように、Google検索で「〇〇 転職エージェント」と入力してみるだけでも、
自分に合ったエージェントが見つかることがあります。
「自分の分野に特化したパートナーを探す」気持ちで探してみてくださいね。
③20代なら「転職エージェントの紹介サービス」も検討

こちらは主に20代の方に向けた話になりますが、最近では「転職エージェントを紹介してくれるサービス」も登場しています。

エージェントってたくさんあるけど、どこを選べばいいの?

私の経歴や希望に合う担当者に出会えるか不安…
そんな声に応えて生まれたのが、「エージェントと求職者をマッチングする第三者サービス」です。
あなたの経歴や希望条件をもとに、「どのエージェントが相性が良さそうか」「どんなサポートを得意としているか」を分析。

最短距離で、最適なエージェントを紹介してもらえますよ!
特に20代は、キャリアの方向性がまだ定まりきっていない人も多く、最初のエージェント選びでつまずくケースも少なくありません。
そうしたときに、エージェント選びのナビゲーターとして活用するのもおすすめ。
まとめ!「紹介できる求人がない」は単なるミスマッチが多い。自分に合ったエージェントを探して!

転職エージェントに断られたり、思うように求人を紹介してもらえないと、
「自分に価値がないのでは…」と落ち込んでしまう方も少なくありません。
しかし、実際にはあなたのせいではないケースがほとんどです。
エージェントごとに得意分野や注力している業界・職種が異なり、単に「その時の戦略と合わなかっただけ」ということも多いのです。
だからこそ大切なのは、「自分に合うエージェントを探す」視点を持つこと。
職種・業界・地域などの切り口で特化型エージェントを探したり、
20代の方なら「転職エージェントを紹介してくれるサービス」を活用したりするのもおすすめです。
転職活動は、縁と相性の世界。
「このお店にはりんごがなかったなら、別のお店へ行こう」くらいの軽やかさで、自分に合うパートナーを見つけていきましょう!
